日経平均 | 2万6,517.19円 △26.66円 |
為替 | 1ドル=135.56円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 14億6,687万株 |
売買代金 | 3兆6,022億円 |
値上り銘柄数 | 903銘柄 |
値下り銘柄数 | 868銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 98.17% |
市況概況
買い戻しも入り上値を試すも安部元首相襲撃事件で上値も重い
米国株が大幅高となったことから買い先行となった。オプションSQ(特別清算指数)に絡む売り買いもあり寄り付きの売り買いが一巡となると上値が重くなる場面もあったが、特に買い材料がないなかで買い戻しを急ぐ動きになり大きく上昇、上値の節目と見られる2万6,800円を超える水準まで買われた。
買い材料があるというよりは売り材料がないということで買い戻しを急ぐ動きがあったものと思われる。
昼の時間帯には安部元首相が襲撃されたとのニュースが流れると一気に手仕舞い売りに押される展開となり、後場は先物は若干下げ渋って始まったものの値持ちは良く、指数は方向感に乏しく小動きとなった。
参議院選挙や米雇用統計の発表などを控えての持高調整の売り買いが中心で上値も限られたということだろう。最後は手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小、安値圏での引けで小幅高にとどまった。
小型銘柄も買い戻しなどが入り大きく上昇するものが目立った。マザーズ指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いが交錯する場面もあったが、はっきりと方向感が出るというよりは下がれば買い、上がれば売りというような動きが中心となっていたようだ。決算発表などの手掛かりが見られるまでは保ち合いが続くということだろう。
上値を試す動きになったが襲撃事件もあり上値の重さを確認することになった。襲撃事件がなくても同じようなことになったと思うが、まずは安部元首相の回復を祈るばかりだ。
なんだかんだといっても2012年暮れからの大相場の立役者でもあり、異次元の金融緩和をお膳立てした功労者でもあるので直接的に株式市場に影響があるというわけでもないが市場で反応する向きもあるのだと思う。まだまだ下値模索の保ち合い相場が続くということだろう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲に上値を押さえられた形で上髭陰線となった。下手をすると本日の上髭の高値が当面の高値となる可能性もある。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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