米国で販売している日本メーカーが、第2四半期の販売実績を発表した。部品調達が滞っている状況は国内市場と同じで、供給が順調にいっていない。マーケットの減速には抗しきれず、各社前年同期比ダウンになっている。

トヨタRAV4とカムリが好調を持続~2022年第2四半期米国新車販売~
トヨタRAV4 米国で最も売れている日本車

日本メーカー車の中で米国で最多販売を維持するトヨタRAV4は、10万台の大台には達しなかったが、唯一の9万台超え。2位はカムリ(7万4,420台)だった。

ホンダの高級車ブランド、アキュラが販売を開始した新型インテグラは1,496台を販売。2022年6月上旬に発売したばかりで、順調な滑り出しといえる。

インテグラは1.5リッターターボ(200hp)のスポーティモデルで、価格は3万800ドルから3万5,800ドルの設定。6MTが設定されている。

トヨタRAV4とカムリが好調を持続~2022年第2四半期米国新車販売~
ホンダがアキュラ・ブランドで販売する新型インテグラ 6MT仕様が設定されている

日産アルティマは4万315台を販売し、前年同期比約35%増と好調。三菱アウトランダーは1万238台のセールスで、前年同期比約56%増、日産QX60は3,245台、同約227%増である。日産はフロンティア、パスファインダーといったSUV系も好調だ。

台数は少ないが順調なセールスを展開しているのが、トヨタ86。月間1,000台ペースで、上半期で6,177台を販売している。

Writer:カー・アンド・ドライバー編集部(松澤)

(提供:CAR and DRIVER