現代アートは「誰から買うか」が重要 NFTを機に10倍になる作品もあり
4th Life Photography / stock.adobe.com、ZUU online

アートへの深い知見や、アート業界に特別なコネクションがない人は「興味はあるけどどうやって購入すればよいか分からない」「何を基準に購入すればよいか分からない」と感じることだろう。そこで本特集では、アート購入を検討している人に向けて、現代アートに関するさまざまな情報をお届けしていく。

今回は「アート×○○」を基軸とした事業展開を行う株式会社COCO Gallery 代表取締役社長の芳賀真氏に登場してもらう。現代アートを1つの“オルタナティブ投資”と捉えたときのメリットやデメリット、購入時の注意点などを聞いた。

芳賀真
芳賀 真(はが ただし)
株式会社COCO Gallery 代表取締役社長。若手アーティストを支援する目的で「ココギャラリー」を創業。アート×○○を基軸とした事業展開を中心とし、東京は表参道にアート×クリニック、中目黒と恵比寿にはアート×シーシャ、京都ではアート×カルチャー発信を目的としたギャラリービルを運営。昨年よりNFT事業に着手し、自社プロジェクト「バケットベア」の展開を開始。発売から3日間で完売し、1カ月で約1,000万円の売上を達成した。

*取材は新型コロナウイルス感染対策を徹底したうえで、AFRODE CLINIC(東京都渋谷区神宮前3-5-7 BASE神宮前B1)で行いました。

法人名義で購入して減価償却を取る経営者も少なくない

―― ギャラリーを運営しながらアンティークコイン、現代アート、NFTなどを個人投資家に提供されていると伺いました。

その3つはそれぞれ専門の業者が存在しますが、我々はそれらを「トレジャーアセット」と総称しています。トレジャーアセットの定義は、世界的に見ても希少性が高く、人気があり、ロマンや歴史があるものを指します。

お客さまの8割は個人ですが、残り2割は法人です。我々が扱うアート作品は100万円未満のものも多いため、法人で購入して、その金額の一部を減価償却の対象とする経営者もいます(*編集部注:平成27年1月1日より、原則として100万円未満の美術品は減価償却の対象とすることが可能になった)。

ギャラリーというと、白を基調とした部屋にアート作品が飾られているイメージがあるかもしれませんが、当社は様々な目的を起点としてアートに触れる「アート×○○」を軸とした事業展開を行っています。このクリニック(AFRODE CLINIC)も実は私がオーナーでして、「アート×メディカル」をコンセプトに運営しています。

現代アートは「誰から買うか」が重要 NFTを機に10倍になる作品もあり
AFRODE CLINIC内の様子。パウダールームにもアート作品が飾られている(画像:ZUU online編集部)

「NFTをきっかけに現物作品の価格が上昇する」という事例が増加中

―― 具体的にどういった現代アート作品を扱っているのでしょうか。