この記事は2022年10月18日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年10月18日(火)の午前11時すぎに現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。
現在の為替相場の傾向や相場観
動きの難しい相場で翻弄されている。介入警戒感は当然あるものの、実は「介入警戒感」よりも「介入待望論」のほうが強いかもしれない。米ドル/円などのショートで捕まっており、どちらかというと介入が入ってほしいと考えている人が多いため、なかなか下がらないのではないだろうか。
方向的には少なくともじり高の方向をイメージしている。介入を果たしてどこまでやっているのかはよくわからないところだが、ファンドも買いたい、本邦輸入企業も買い遅れているため買いたい、ショートで捕まっている個人投資家なども買いたいという状況のため、結局それほど下がらないということになりそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは144.50~150.50円。今週はもみ合いつつ、上を狙う展開を想定している。
今は苦しんでいる人のほうが多いかもしれないが、苦しいながらも、じり高推移を想定して、なるべくロングを長く引っ張らないようなオペレーションをしつつ、小刻みな買い回転でやらざるを得ないのではないだろうか。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。