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「レバレッジ型の投資信託」は避けるべき?
投資信託や株の売買ランキングを見ていると、よくレバレッジ型の投資信託やETFが上位に入っています。これだけ人気があるということは、メジャーな商品なのかな、と思って買ってみたのですが、値動きが荒くて、このまま続けていいのか悩んでいます。
レバレッジ型の投資信託やETFは大人気です。たとえば、日経平均株価に連動するレバレッジ型の投資信託だと、実際の日経平均株価の2倍や3倍など、増幅した値動きに連動するのが特徴です。
どうせ指数に連動する投資信託を買うなら、レバレッジが効いていたほうが手っ取り早く儲かりそうに見えるかもしれません。ですが、金融庁は以前から、レバレッジ型の金融商品は要注意だと、個人投資家に警鐘を鳴らしています。
理由は、レバレッジ型の金融商品はリスクが高く、長期投資にも不向きだからです。長期で保有すると、レバレッジの効果は弱まる性質があるので、基本的には短期投資向きです。そのため、レバレッジ型の投資信託はつみたてNISAにもラインアップされていません。
それでもレバレッジ型の人気はとどまることを知らず、最近も「レバナスブーム」が話題になりました。レバナスとは、アメリカのナスダック100指数に連動するレバレッジ型の投資信託のことです。
もともとナスダック100指数自体、値動きが大きいので、その数倍の値動きをするレバナスは、激しく乱高下するのが特徴です。これまでに、スポットで大金を投じて大損した投資家もいれば、積立してじわじわと損失を拡大させ、結果的に撤退を余儀なくされたパターンもあり、多くの投資家が翻弄されてしまっています。
短期的に少額で投資するなら、レバレッジ型の投資信託やETFに挑戦してみるのもいいでしょう。ですが、大金を投じるのと積立するのは避けるべきです。買うときは、利益が出たらすぐに売るような心づもりで臨んでください。