多人数コミュニケーションではとくにリアクションが重要
このようなバラエティ番組のルールなんて、自分とは関係ないと思う人がいるかもしれません。
でもじつは、一般の方も同じようなシチュエーションに遭遇する機会が増えているのではないかと感じています。
たとえばいまだと、会社の会議や打ち合わせなど、複数人のコミュニケーションをオンラインでやる機会も多いと思います。
そのようなオンラインのミーティングだと、参加者全員の顔が画面に映し出されますよね。
これはまさに、バラエティ番組と同じ状況です。
どういうことかというと、ほかの参加者がしっかりリアクションできているのに、1人だけリアクションが薄かったりすると、それだけでその人の印象がすごく悪くなるということです。
これはいわば「リアクションの一斉オーディション」を受けているようなもの。
オンラインで仕事が進む現在は、むしろこれまで以上にリアクションを大きくする重要性が高まっていると言えるでしょう。
渡部建
1972年、東京・八王子生まれ。1993年、神奈川大学在学中に高校の同級生であった児嶋一哉に誘われ、お笑いコンビ「アンジャッシュ」を結成。2003年、NHK「爆笑オンエアバトル」五代目チャンピオンに輝き、日本テレビ「エンタの神様」などのネタ番組では“コント仕掛け"のスペシャリストと呼ばれる。現在はコミュニケーションにした企業向けの研修などを積極的に行っている。
著書に『ホメ渡部!「ほめる奥義」「聞く技術」』(小学館)などがある。※画像をクリックするとAmazonに飛びます
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『超一流の会話力』