富士フイルムは27日、バイオ医薬品の受託製造子会社を通じて米ケイロン・バイオセラピューティクス社を買収したと発表した。
ケイロン・バイオセラピューティクス社はワクチンを動物細胞培養法で製造することに強みを持っている。新型インフルエンザウイルスやエボラウイルス、炭疽菌など、ワクチンの需要が世界的に高まっていることを受け、安全かつ安定的なワクチンの製造の需要が見込めるとして買収に踏み切った。
富士フイルムは、長年の写真フィルムで培った生産技術や品質管理技術を生かし、高品質なバイオ医薬品の効率的な生産を図っている。今回の買収により、様々なワクチン製造のニーズに応えられるよう、サービス体制を整えていくとのこと。
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