九州・沖縄地方

寒冷な土地で造られるイメージのあるウイスキーですが、九州・沖縄地方にもウイスキー蒸留所は多数あります。

嘉之助蒸溜所(鹿児島県)

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(画像=出典:VISIT US | 嘉之助蒸溜所、「whiskeen」より引用)

1883年に創業した焼酎メーカーの小正酒造は、焼酎の製造技術を活かし2017年に蒸留所の操業を開始しました。
2018年から短期間貯蔵した「嘉之助ニューボーン」シリーズを発売するだけでなく、2021年からはシングルモルトの販売をスタート。
蒸留所限定ウイスキーの販売など、精力的に銘柄を発表しています。

また、小正酒造ではウイスキーに先駆け、クラフトジン「KOMASA GIN 」も発売しており、ウイスキー以外の蒸留酒も見逃せません。

操業開始年2017年
仕込み水城山の伏流水
蒸留機ポットスチル
代表銘柄シングルモルト嘉之助
蒸留所住所・アクセス方法〒899-2421
鹿児島県日置市日吉町神之川845-3

車:南九州自動車道 美山ICから約10分
電車:JR伊集院駅からタクシーで15分
蒸留所の見学可否可、公式サイト要予約
公式サイト嘉之助蒸溜所 KANOSUKE DISTILLERY

本坊酒造 マルス津貫蒸溜所(鹿児島県)

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(画像=出典:蔵・蒸溜所|マルス津貫蒸溜所|本坊酒造株式会社、「whiskeen」より引用)

マルス信州蒸溜所を運営する本坊酒造
最初に蒸留酒の製造を開始したのが、鹿児島県の津貫(つぬき)の地です。
マルス津貫蒸溜所は、本坊酒造発祥の地で2016年に貯蔵庫のひとつを改装して建てられました。
信州蒸溜所に比べて温暖な地域にある津貫蒸溜所では、熟成が早く進むとされています。

代表的な銘柄「マルスウイスキーエクストラ」は、ウイスキーでは珍しい1.8Lの一升瓶に入っているのが特徴です。

「マルスウイスキーエクストラ」もふるさと納税の返礼品になっています。
ふるさと納税の情報は以下も参照ください。
>>>ふるさと納税返礼品「マルスウイスキーエクストラ」の情報についてはここから読めます

操業開始年2016年
仕込み水蔵多山山系の湧水
蒸留機ポットスチル
代表銘柄マルスウイスキーエクストラ
蒸留所住所・アクセス方法〒899-3611
鹿児島県南さつま市加世田津貫6594

車:鹿児島空港から約90分
バス:鹿児島交通 枕崎・加世田方面 「上津貫」下車
鹿児島交通 加世田方面「加世田バスターミナル」乗継で「津貫」下車
蒸留所の見学可否可、公式サイト予約要
公式サイト蔵・蒸溜所|マルス津貫蒸溜所|本坊酒造株式会社

津崎酒店 久住蒸溜所(大分県)

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(画像=出典:KUJU DISTILLERY[久住蒸溜所] – 大分県竹田市久住町にあるウイスキー蒸溜所のブランドサイト、「whiskeen」より引用)

大分県竹田市久住町の酒店を営む宇戸田祥自(うとだしょうじ)氏が、操業を終了した清酒の酒造の跡地に建設した蒸留所です。
秩父蒸溜所、本坊酒造の津貫蒸溜所でウイスキー造りを学んだ宇戸田氏は、フォーサイス社のポットスチルを導入し、2021年にウイスキー造りを開始しました。

操業開始年2021年
仕込み水蒸留所敷地内にある2つの水源の地下水
蒸留機フォーサイス社製ポットスチル
代表銘柄久住 NEW BORN(完売)
蒸留所住所・アクセス方法〒878-0201
大分県竹田市久住町大字久住6426
蒸留所の見学可否不可(準備中)
公式サイトKUJU DISTILLERY[久住蒸溜所] – 大分県竹田市久住町にあるウイスキー蒸溜所のブランドサイト

黒木本店 尾鈴山蒸溜所(宮崎県)

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(画像=出典:精神 | 尾鈴山蒸留所、「whiskeen」より引用)

尾鈴山(おすずやま)蒸溜所は、大自然に囲まれた山中にある蒸留所です。
豊かで良質な水に恵まれた土地で、ウイスキーの原料の大麦を自家農園で育てています。

蒸留所の操業開始は1998年ですが、ウイスキー造りは2019年から開始。
2021年に発売された「OSUZU MALT NEW MAKE」は、発売するとすぐに完売してしまうほどの人気です。

操業開始年1998年
仕込み水尾鈴山の上流
蒸留機ポットスチル
代表銘柄OSUZU MALT NEW MAKE、OSUZU MALT NEW BORN
蒸留所住所・アクセス方法〒884-0104
宮崎県児湯郡木城町石河内656−17
蒸留所の見学可否不可
公式サイト尾鈴山蒸留所

株式会社 山鹿蒸溜所(熊本県)

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(画像=出典:山鹿蒸溜所 Yamaga Distillery|伝統が息づく熊本・山鹿から、世界中の人々を魅了するシングルモルトを、「whiskeen」より引用)

山鹿(やまが)蒸溜所は、2021年11月に稼働開始したばかりの蒸留所です。
本坊酒造から技術協力を受ける形で、2024年のウイスキー販売を目指しています。
地下深層水が取れることや、冬場は-5度、夏は40度という寒暖差、湿度の高い気候を活かしてウイスキー製造が行われています。

2022年11月には、樽で7カ月熟成した原酒をブレンドした「YAMAGA NEW BORN 2022」を発売しました。

操業開始年2021年
仕込み水国見山系と菊池川水系の深層地下水
蒸留機ポットスチル
代表銘柄YAMAGA NEW BORN 2022
蒸留所住所・アクセス方法〒861-0565
熊本県山鹿市鹿央町合里980-1
蒸留所の見学可否可、電話またはメールでの要予約
公式サイト山鹿蒸溜所 Yamaga Distillery|伝統が息づく熊本・山鹿から、世界中の人々を魅了するシングルモルトを

その他の九州・沖縄地方のウイスキー蒸留所一覧

蒸留所名住所・公式サイト
ヘリオス酒造株式会社〒905-0024 沖縄県名護市字許田405
HP:ヘリオス酒造
西酒造株式会社 御岳蒸留所〒891-0144 鹿児島県鹿児島市下福元町12300
HP:御岳蒸留所 THE ONTAKE DISTILLERY | 西酒造株式会社
新里酒造株式会社〒904-2161 沖縄県沖縄市古謝 3丁目22番8号(本社工場)
〒904-2234 沖縄県うるま市州崎 12-17(州崎工場)
HP:【公式】新里酒造株式会社
株式会社篠崎 新道蒸溜所〒838-1303 福岡県朝倉市比良松185番地
HP:㈱篠崎
アットスター株式会社 黄金酒蔵  横川蒸留所ウイスキー工場〒899-6301 鹿児島県霧島市横川町上ノ3280番地5
HP:横川蒸留所ウイスキー工場