この記事は2023年4月6日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=gesrey/stock.adobe.com)

2023年4月6日(木)の午前10時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週は、週初3日(月)の米3月ISM製造業景況指数、一昨日4日(火)の米2月JOLT求人件数、昨日5日(水)の米3月ADP雇用に米3月ISM非製造業景況指数と、今月に入り米国の重要経済指標は全滅状態。

米国の景気後退が意識され長期金利が低下する中、米ドル/円は月初の133円台から昨日5日(水)朝9時時点で130円台へと下落している。

景気後退懸念でFRBの利上げ打ち止め観測が広がる足元の市場環境を踏まえるとドルの上がり目は薄いと言わざるを得ない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日6日(木)のNYタイムに発表される米3月チャレンジャー人員削減数と前週分の新規失業保険申請件数も下振れするようなら、節目の130.00円割れを試しに行く可能性もありそうだ。

米労働関連指標の悪化が一服すれば、明日7日(金)の米3月雇用統計を前にショートカバーが入ることも考えられるが、131円台半ば以上では戻り売りが優勢となるだろう。

▽米ドル/円の4時間足チャート

230406kandaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。