この記事は2023年6月27日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年6月27日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日26日(月)、神田財務官が介入に対するレトリックを一段階グレードアップすると述べた。昨年の発言と比較すると昨年9月8日に行った2回目の3者会合後の発言に似てきている。
よってここから数円、円安に進めばいつ介入があってもおかしくないということだろう。145円を超えて146円、147円と上がっていくようであれば、介入が入ると考えている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
個人的には介入は大歓迎。介入警戒などとよく言われているが、個人的には早く介入が入ってきてほしいと思っている。なぜなら介入が入れば単純に儲かるからだ。介入が入ればその波に乗ってショートにしていればいいし、終わったらロングにすればいいだけなので。
昨年と違い米ドル/円のロングが積みあがっていないこと、日銀の金融政策が依然として緩和的であることから、単発で介入が入ってもトレンドが変わることはないだろう。その意味では7月終わりの日銀政策決定会合は円安の状況で迎えるとサプライズがあるかもしれないと思っている。
あと、まだ先の話だが、もし介入してそれが成功するためには日銀の政策も変わらなければいけないので、色々とトレードチャンスが膨れるのではないだろうか。たくさん儲かる夏になればと期待している。
▽米ドル/円 の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。