富士フイルムホールディングス <4901> は11日、2016年度を最終年度とする中期経営『VISION2016』を策定したと発表した。

同社は重点事業分野であるヘルスケア、高機能材料、ドキュメント、グラフィックシステム、光学デバイス、デジタルイメージングの中から、高い成長が期待できるヘルスケア、高性能材料、ドキュメントに経営資源を集中的に投入する。良質でコストパフォーマンスの高い製品を提供し、市場を拡大していく意向だ。

ヘルスケア分野の2016年度売上目標は4400億円、高性能材料分野は同2360億円、ドキュメント分野は同1兆2400億円を見込んでいる。計画最終年度の2016年度の予想は売上高6300億円、営業利益は過去最高となる2200億円。

また、株主還元を強化し、2014年〜2016年度の3年間で2000億円強を株主に還元する。これに伴い、株主資本利益率を2013年度の4.2%から7%に引き上げることも併せて発表されている。

【関連記事】
労働革命の担い手、盛り上がる”クラウドソーシング業界”
携帯電話大手3社…一人負けのドコモ『業績悪化は信用評価上ネガティブ』との指摘も
年間52,596円の日経新聞が無料!?その非常に簡単な方法とは?
まだ間に合うNISA 11月中の滑り込み口座開設で非課税の恩恵を
集客力とマンション賃料をアップするリノベーションとは?