本記事は、まっつん氏の著書『素人でもわかるお金の授業』（ダイヤモンド社）の中から一部を抜粋・編集しています。
米国株と日本株には異なる点がいろいろある
「将来有望な銘柄」を選んで、いいタイミングで売買するという点では米国株投資も日本株投資も同様だ。しかし、実際の取引ではいくつか異なることがある。
米国株は1株から取引OK！ 配当が年4回出る会社も
まず、日本株は単元ごと（100株ごと）に取引するが、米国株は1株から取引できる。そのため、数千円〜数万円で買える優良銘柄も少なくない。
また、日本株では4桁の数字による証券コードで銘柄を識別するが、米国株ではティッカーシンボルを使う。アルファベット1〜5文字からなり、企業名や商品名に由来する文字が使われる。アップルなら「AAPL」、コカ・コーラなら「KO」だ。
配当に関するシステムも異なる。日本の会社は、配当を実施する際、年1回配当（期末配当）か年2回配当（中間配当と期末配当）がほとんどだ。ところが米国では、四半期決算ごと、つまり年4回配当を出す会社が多い。
また、日本では3月期決算、つまり3月が会計期間の最終月である会社が多いのに対し、米国では12月期決算が多い。会計期間は1月から12月となる。
そして、気をつけなければいけないのが取引時間。そもそも日本と米国（証券取引所のあるニューヨーク）には時差がある。そのため、米国株の取引は日本の夜間に行われ、東部標準時では日本時間の23時30分から翌朝6時までが取引時間だ。
さらに、米国では3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで夏時間（サマータイム）となり、この間は日本時間の22時30分から翌朝5時までが取引時間となる。
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米国株にはストップ高やストップ安がない
日本の株式市場では、株価の暴騰、暴落を防ぐために、1日の株価の動きに「値幅制限」を設けている。値幅の上限に達することを「ストップ高」、下限に達することを「ストップ安」といい、ストップ高になるとそれ以上の価格、ストップ安になるとそれ以下の価格では取引できなくなる仕組みだ。しかし、米国株には値幅制限がなく、投資家を守るストップ高もストップ安もない。そのため、1日の間に急激に株価が動くこともある。
繰り返しになるが、米国株の取引時間は日本の夜間だ。寝ている間に大きな含み損を抱えてしまったという事態もあり得る。寝る前に損切り注文を入れるなどの備えも必要だろう。
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米国株はどこで、どうやって取引する?
ここまで読んで、「すぐに米国株を買いたい！」と思った人もいるだろう。しかし、中にはハジメ君のように「英語ができないけど米国株って買えるの？」と不安に思う人もいるかもしれない。でも、大丈夫。米国株は日本の証券会社で取引することができる。もちろん、口座開設も、情報収集も、売買も、すべて日本語でOKだ。
どこで米国株投資を始めるか3つのポイントをチェック
ただ、どの証券会社でも取引できるわけではない。米国株の取り扱いのある会社だけだ。中でもコストが安く、取り扱い銘柄数も多いネット証券がオススメ。米国株取引ができる主なネット証券を挙げたので参考にしてほしい。
証券会社選びのポイントは3つ。取り扱い銘柄数、取引手数料および為替手数料、そして使いやすさだ。
米国株は証券会社によって取り扱う銘柄が異なる。買いたい銘柄の扱いがあるか、事前に確認しておこう。
手数料は当然安いほうがいい。米国株では取引手数料のほかに、円⇔米ドルに両替する為替手数料がかかる。この2つを事前にチェックすることが大事だ。
さらに、使いやすさも重要。例えば、リスク管理にもつながる注文方法は充実しているか、米国企業の情報は取りやすいか、取引ができるスマホアプリは用意されているかなど、実際に売買することを想定していろいろ調べておこう。
証券会社が決まったら口座開設だ。こちらも日本株の場合と大差ないが、証券総合口座と一緒に外国株式取引口座を開設する必要がある。といっても、ネット証券の場合は、証券総合口座を開くと同時に外国株式取引口座も開設できるケースが多い。完了したら入金して準備OKとなる。
なお、米国株の取引は「円貨決済」か「外貨決済」、どちらで行うかを選ぶ。円でも注文できるので、まさに日本株と同じ感覚で売買が可能だ。
思っていたより簡単！ 初心者でもすぐに始められそうだわ！
生年月日:1979(昭和54)年1月24日
血液型:Ｏ型
出身:佐賀県
学歴:専門学校卒
職歴:都内某ホテルで1999年から現在まで勤務
趣味:食べ歩き、喫茶巡り、旅行
両親の仕事:商船会社社員
家族構成:両親と弟妹の5人家族
好きな食べ物:パン、天ぷら
好きな女優:深田恭子
好きな歌手:尾崎豊
自分の性格:呑気、能天気
～投資歴～
学生時代yahooオク転売、ブログアフィリやるが挫折。学生時代にFXに手を出すも失敗、競馬やパチンコにもハマるも失敗。当時はパチンコも投資と思っていたが、今思うと若い時にやっていたのは投資ではなく労働収入と気付く。社会人になり純金積み立てと、知り合いに紹介された怪しいいファンドを始める。これが上手く行き200→900万に資産拡大。24、5歳のときに株を始め出す。配当よりも一発当てたかったので、中小小型株を中心に投資。日本よりアメリカ、中国のほうが伸びしろあると思い、海外株を割合多く保有していた。株の投資額は8000万程。27歳から不動産投資をスタート。現在は区分9戸。うち無借金は5件。一棟3棟。太陽光2期を保有。2014年には当時詐欺と言われた仮想通貨にもいち早く着目。リップル10万円分（ピーク時には4、5000万程になっているはずだがパスワードを紛失して現金化できない（苦笑）。ビットコインも購入時から約10倍となり、現在は2000万円ほど保有。※画像をクリックするとAmazonに飛びます。
