内閣府が17日に発表したGDP(国内総生産)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質GDPが前期(4〜6月)比0.4%減で年率換算1.6%減。2期連続のマイナス成長であることがわかった。

政府は当初、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動から4〜6月はマイナス成長となると予測していた。一方、今期は反動の色が薄くなり、プラス成長に転じると見込んでいた。

しかし、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減からの回復が鈍く、夏場に悪天候が続いた。これに伴い、GDPの約6割を占める個人消費の戻りが鈍く、マイナス成長の大きな要因の一つとなった。

また景気の足取りは年率7.3%減と大幅な落ち込みを見せた前期から引き続き低迷。景気低迷の傾向が数字となって鮮明に現れる結果となった。

なお、内閣府は2014年度の実質GDP成長率を前年比1.2%と見込んでいる。しかし、2期連続マイナス成長となったことで、実現に暗雲が立ち込めている。

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