この記事は2023年10月17日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=mrmohockョン takasu/stock.adobe.com)

2023年10月17日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

ガザにおけるイスラエルとパレスチナの戦争が起こり、しばらくはその状況を注視しなければならないことになった。マーケットは引き続き米国の金融政策がどうなるのか、そして日本は為替介入があるのかどうか、その辺りの綱引きとなり動きづらくなっている。

米ドル/円は上にも行けないが下もないので、それこそキャリープレーに徹してロングを持ち続ける人も多いのではないだろうか。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ここからは、本日17日(火)の米小売売上高と、明後日19日(木)のパウエルFRB議長の発言があり、この辺りが鍵となってくるだろう。

また、日本当局の発言も徐々にトーンが変わってきており、鈴木財務相も「円安は金利差が原因」だと言っている。IMFアジア太平洋局のサンジャヤ・パンス副局長の日本の介入に関する発言もあり、現在は介入しづらい状況になっているのだろう。

米ドル/円は膠着状態だが、おそらく上を試しに行くのではないかと思っている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。