住友商事 <8053> は26日、ベトナムの国営電力会社ベトナム・エレクトリシティ社の発電子会社パワー・ジェネレーション・コーポレーション社が計画している超臨界発電所(石炭火力発電所)の土木据付込みを受注したと発表した。
経済成長を遂げるベトナムは、前年比10%以上の電力需要が見込まれる。また、発電設備容量の約半分を水力発電に依存しているため、天候の影響を受けない電源への需要が高まっている。特にベトナム南部での需要が高まっているため、新規発電所の建設を進める。南部での電力需要がピークを迎える2018年までに完工する予定。
なお、発電所の主要機器である蒸気タービンや発電機は東芝が供給。ボイラーは米Babcock&Wilcoxが供給し、土木工事は三井造船が施工する。技術面の取り纏めは米エンジニアリング会社Black&Veatchが担当。総受注額は約8億ドルとなっている。
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