この記事は2023年11月28日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=everythingpossible/stock.adobe.com)

2023年11月28日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

感謝祭明けのマーケットだが、引き続き米金利低下・ドル安を狙うプレイヤーが多いようで、その方向にポジションを取る動きが出始めているようだ。しばらくそういった動きが支配的になるように見える。

この1年ドル高・円安相場が続いてきたので、昨年同様、もしかしたら向こう1~2カ月ドル売りの勢いが増してくる可能性があるように見える。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米金利がもう上がらないということが明確になったのが先日の米CPIなので、今後はこの動きに対してFRBの当局者がどのように反応するかが焦点になるだろう。本日28日(火)のウォラーFRB理事の発言と12月1日(金)のパウエルFRB議長の発言に注目したい。

長期金利が上昇したので政策金利を上げなくていいという議論があったが、現在は長期金利が下がってきているので、ではまた政策金利を上げてもいいという話になるのか、その辺りのコメントを聞きたい。

相場観については今はよくわからず、調整含みの動きが続くように思われる。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。