U-NEXTの業績と初値期待値


U-NEXTは2014年1月〜9月期の連結決算では、売上は167億5900万円、営業利益は9億2100万円、最終利益は5億8100万円となっている。中でも昨年からスタートしたMVNOサービス『U-mobile』が好調で、売上高167億5900万円のうち、107億1200万円を稼ぎだしている。MVNOサービスとは、いわゆる格安スマホで、今後も拡大が見込まれる市場である。

上場するU-NEXTの初値期待値予想は2,910円で、市場調達価格は約45.5億円と比較的大きな数字になっている。U-NEXTが上場する12月16日は同日に5社の新規上場が予定されているが、その中でもダントツに高い数値となっている。


U-NEXTのライバル企業は?


U-NEXTのメイン事業であるコンテンツ事業の直接的な競合はTSUTAYAだ。TSUTAYAが行っているDVDレンタル事業は提供するサービスが完全に重なっている。店舗型のサービスを展開するTSUTAYAに対してU-NEXTは無店舗型のサービスを展開している。U-NEXTはスマホ対応のコンテンツの充実も図っているため、テレビとDVDプレイヤーがないと見ることの出来ないDVD事業よりも幅広いユーザーを獲得できる可能性がある。また、MVNOサービス事業では新規参入した楽天 <4755> が手強いライバルになりそうだ。

ブックビルディング期間は12月5日まで

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(ZUU online)