(画像: U-NEXT HP より)
2014年11月13日、U-NEXT <9418> の新規上場が承認された。上場市場は東証マザーズで、上場日は12月16日を予定している。幹事証券は大和証券 <8601> 、みずほ証券 <8411> 、岩井コスモ証券 <8707> 、SBI証券 <8473> 、エイチ・エス証券、マネックス証券 <8698> 、東海東京証券 <8616> 、極東証券 <8706> であり、ブックビルディング期間は12月1日から5日までとなっている。
U-NEXTの社長はUSENグループの会長である宇野康秀氏だ。元々U-NEXTはUSENで立ち上げた『GyaO NEXT』がベースになっている事業で、宇野氏が力を入れて展開している。
U-NEXTの資本金は1億7千万円、公開株数は1,564,000株(公募960,000株、売り出し400,000株、オーバーアロットメント204,000株)となっている。(2014年11月12日時点)
U-NEXTのビジネスモデルと収益源
U-NEXTはテレビ向けのインターネット動画配信サービスが主な事業で、国内最大規模の映像配信企業である。映画やドラマ、アニメなどの映像配信の他、書籍の配信など非常に多いコンテンツを扱っているのが特徴だ。
動画は見放題のものとポイントを消費するものとがあり、毎月1,000ポイントが加算されるシステムになっている。現在保有しているポイントを超えて試聴する場合には追加料金が発生する仕組みだ。U-NEXTでは、16日間試聴無料サービスも行っており、登録者数が爆発的に伸びている。収益源は言うまでもなく16万人を超える会員登録したユーザーからの会費とポイント加算金だ。
さらにU-NEXTはもう1つの事業を持っている。それは、ブロードバンド回線の販売代理とMVNOサービスのコミュニケーションネットワーク事業だ。2013年から開始した同事業だが、2014年1月〜9月期の連結決算では、売上の約64%を占めるなどコンテンツ事業を大きく上回っている。