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オフィス内の『置き食』サービスが今注目!

今、オフィスで新しいビジネスが生まれている。ビジネスマンは忙しく、ちょっと小腹が空いたときやランチの時間でさえも外に出ることが難しい場合がある。そんなシーンを想定して始まったビジネスが江崎グリコ <2206> 提供の『オフィスグリコ』だ『リフレッシュボックス』と呼ばれるB5サイズの専用ボックスがオフィスに置かれる。その中には、約10種類ほどのお菓子が入っており、小腹が空いた時に代金箱にお金を入れて購入する仕組みだ。2013年、年間売上高は約45億円となっている。また、同社は今後3年間で30%増を目指すと発表している。

以前は、オフィス内での福利厚生と言えばこの「オフィスグリコ」が有名だったが、今は実に様々なものがオフィス内で販売されている。どんなものが売られているのか見ていこう。


オフィスで野菜が買える、『Office de Yasai』

まず、株式会社KOMPEITO(コンペイトウ)が手がける『Office de Yasai』だ。名前にある通り、職場に週1回野菜が入ったパックやフルーツなどを届けるサービスで、オフィスグリコの野菜版と言えるだろう。忙しいと何かと食べる機会を逃しがちな野菜やフルーツを気軽にオフィスで摂ることができるのがメリットだ。2014年4月の正式サービス導入以来、首都圏では約200拠点にて採用している。

「Office de Yasai」はキューピー <2809> を引受先として5000万円の増資を図っている。キューピーの持つ仕入れや物流、管理オペレーション、システム強化の面で提携を行う見込みだ。Office de Yasaiは年度内に首都圏で1000拠点での導入を目指しており、さらには他のエリアも含めて2000拠点での展開を視野に入れている。


健康ランチを提供するオイシックス、ファミリーマート

オフィス街でランチを提供するケータリングが増加しているが、オフィス内で健康ランチを提供している会社がある。食材の販売などをてがけるオイシックス <3182> だ。2014年5月13日より、ベンチャー企業や社内食堂などを持たない企業を対象に「Salad Oisix for オフィス」サービスを開始している。これは、ランチメニューとして週替わりでサラダやパンを提供するもので、価格は600円と800円から選べる。ランチタイムにオイシックスが販売を行う「定期ストア」と事前に注文をもらっての販売の「定期デリバリー」の2つのモデルで展開中だ。

また、「オフィスおかん」との提携により事業成長を推進しており、惣菜、ごはん、スープなどの食事がオフィスで購入できるというものだ。同社はこの分野で「早期に年間売上10億円を目指す」としている。

増加するオフィス需要に向けて各社様々なサービスを展開している。ファミリーマート <8028> は、「オフィスファミマ」として、ファミリーマートの商品が購入できるサービスを展開。

その他、本格的なコーヒーが飲めるネスカフェアンバサダーや、サプリメントを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブなどもある。このようにオフィス需要に対して様々なサービスが提供されており、今後もオフィス内が増々充実してきそうな予感だ。

(ZUU online)

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