オープン・パブリック・プラットフォームを構築

セイノーホールディングスからは、オープンイノベーション推進室主事の髙橋一馬氏が登壇。「セイノーホールディングスはトラックの幹線輸送をメイン事業にしているが、不動産や自動車販売、農業などいろいろなことに挑戦している。オープンイノベーション推進室はスタートアップと連携するCVCのほか新規事業創出とM&Aの三つの機能を持っている」と説明。

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(画像=セイノーホールディングス 髙橋一馬オープンイノベーション推進室主事、「M&A Online」より引用)

オープンイノベーションのチームは、2016年に立ち上がり2019年にCVCがスタートした。現在までに17、8社に投資してきており、2023年には2号ファンドも組成されている。

今後は2024年問題(トラックドライバーの時間外労働の上限規制)をはじめ、いろいろな問題がある中で、オープン・パブリック・プラットフォーム(同業者や地域と連携し、開放的で公共性の高い物流プラットフォーム)を構築して、共創することを目指すという。

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(画像=「M&A Online」より引用)

家族を支える新しいサポーターを育成

NTTデータからは、ソーシャルデザイン推進室課長の内藤かおり氏が登壇。「ソーシャルデザイン推進室では、社会課題に取り組んでおり、その中の1テーマとして在宅介護にターゲットを絞った取り組みを展開している。超高齢化社会の到来によって、介護者の負担が増大しているが、介護者である家族のケアができていないところに課題を感じている」と問題を整理。

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(画像=NTTデータ 内藤かおりソーシャルデザイン推進室課長、「M&A Online」より引用)

さらに家族のニーズを中心とした世界を作っていくために、公的サービスだけでなく、民間マーケットを拡大していき、リアルとデジタルを融合し、家族を支える新しいサポーターを育成していきたいと強調。

そのうえで「リアルとデジタルを融合する中で、リアルの部分をパートナーと一緒にやっていけたらいいと考えている」と連携を呼びかけた。

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(画像=「M&A Online」より引用)

文:M&A Online