この記事は2024年2月28日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=kyo/stock.adobe.com)

2024年2月28日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は150円台に到達してから2週間以上も膠着状態が続いている。一定の達成感や、介入警戒感、イベント待ちといった理由が考えられるが、それにしても動かない相場だ。

本日28日(水)は米GDP改定値、そして明日29日(木)には米PCEデフレーターを控えている。週末までFRB要人の発言が続くので、このあたりで動いてくれることを今は待つしかない。

一方、利上げがあるのではないかと注目されたRBNZ(ニュージーランド中銀)は結局据え置きとなり、声明文も「今年の利上げリスクは減少する」として、NZドルは主要通貨に対して下落している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は149.80~150.80円のレンジと割り切りつつ、抜けた方向にはついて行くイメージ。

ただ、欧米の当局者が概ね「タカ」で円キャリーが不変である以上、スウィング以上のポジションなら米ドル/円、クロス円は下がったところは拾っていきたい。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。