日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 40,414.12円 ▼474.31円
為替 1ドル=151.22円
売買高(東証プライム、以下同) 17億1,644万株
売買代金 4兆3417億41百万円
値上り銘柄数 349銘柄
値下り銘柄数 1,267銘柄
騰落レシオ(25日) 128.34%

市況概況

改めて金融緩和の正常化を受けて手仕舞い売りに押される

週末の米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となった。

寄り付きの売りが一巡となったあとはいったん戻りかける場面も見られたが40,800円台では上値が重く、上値の重さが嫌気されて手仕舞い売りに押され安値圏で前場の取引を終えた。先週は日銀の金融政策決定会合で緩和終了となったにもかかわらず円安、株高となった反動もあって売り急ぐ場面も見られた。

昼の時間帯には先物は買戻しも見られた。ただ、後場に入って現物株が引き続き売りが優勢となると今度は戻りの鈍さを嫌気するように手仕舞い売りを急ぐ展開となり、下げ幅を拡大、売りが売りを呼ぶような場面も見られ、大幅安となった。最後も手仕舞い売りを急ぐ動きが見られ安値引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売りが出て指数を下押す場面も見られ、持高調整の買戻しが見られても指数を押し上げるところまではいかない感じだった。最後は先物主導での売りという展開だった。

上値の重さが確認されて売り直され大幅安となった。そもそもが日銀の金融政策決定会合で緩和終了が示されたにもかかわらず買われていたことが異常であったわけで、相場が下がり始めるとさらに緩和終了の影響が取りざたされることになるのだろう。目先的には下値模索ということなのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

安く始まり大きな陰線となったことで「三川」の形となった。ここからは下値模索となり、先週の高値が当面の高値となる可能性が高い。25日移動平均線までの調整も見られるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。