主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年3月26日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼25日(月)の為替相場
(1):神田財務官 円安けん制発言
(2):人民銀の元高設定に反応
(3):米新築住宅販売は3カ月ぶりに前月比マイナス
(4):FRB理事 慎重な姿勢を示す
▼25日(月)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:151円台後半では伸び悩む/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
25日(月)の為替相場
期間:25日(月)午前7時00分~26日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):神田財務官 円安けん制発言
財務省の神田財務官は為替市場の動向について会見を行い「今の円安の動きはファンダメンタルズに沿ったものでなく投機によるもの」「投機による円安は国民経済に悪影響、容認できない」「行き過ぎた円安にはあらゆる手段を排除せず適切な行動を取る」などと述べて円買い介入を示唆。介入については「常に準備はできている」とも述べた。
(2):人民銀の元高設定に反応
中国人民銀行(PBOC)は、人民元の対ドル基準値を前週末よりドル安・元高方向に設定。前週末の基準値が予想以上の元安水準だったことから当局が元安を容認したとの思惑が浮上していただけに、ドル売り(人民元買い)の動きがドル/円にも波及した。
(3):米新築住宅販売は3カ月ぶりに前月比マイナス
米2月新築住宅販売件数は年率換算66.2万件と市場予想(67.7万件)を下回り、前月(66.4万件)から僅かに減少した。前月比マイナスは3カ月ぶりだった。
(4):FRB理事 慎重な姿勢を示す
米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事は「雇用とインフレの2大責務は、より良いバランスになりつつある」とした上で「しかしながら物価の安定を完全に回復するためには、時間をかけて金融政策を緩和する慎重なアプローチが必要になるだろう」と指摘。早期の利下げ開始に慎重な姿勢を示した。
25日(月)の株・債券・商品市場
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