日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 37,961.80円 ▼509.40円
為替 1ドル=154.64円
売買高(東証プライム、以下同) 19億0,146万株
売買代金 4兆5024億72百万円
値上り銘柄数 226銘柄
値下り銘柄数 1,388銘柄
騰落レシオ(25日) 102.28%

市況概況

買い先行で始まったものの買い気に乏しく売り直されて大幅安

米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物堅調だったことから本日の日本市場は買い先行となった。

ただ、寄り付きの買いが一巡となった後は買い手掛かり難ということで手仕舞い売りに押され、下値を試す動きとなった。節目と見られる38,500円を維持することができずに割り込むとさらに下値の節目である38,200円~300円水準も下回るところまで売られた。さすがにそこまで売られると買戻しや押し目買いなども見られて切り返し、小幅安で前場の取引を終えた。

昼の時間帯にも買戻しが入る場面も見られ、後場も値持ちの良い始まりとなった。ただ、いったん38,500円水準まで戻した後は再度手仕舞い売りに押され、下げ渋り感もなく、押し目買いも入らず、じりじりと値を消し、前場の安値を下回る場面も見られた。

さすがにその水準では下げ渋り感もあったのだが、結局最後は戻りの鈍さを嫌気するように売りが売りを呼ぶような展開になり、38,000円を割り込んで安値引け、大幅安となった。

小型銘柄も相変わらず見切り売りに押される展開で、グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物も買い気には乏しく、まとまった売りが散発的に見られて指数を押し下げる場面が目立った。下がれば買いという雰囲気から、下がるから売る、という雰囲気も垣間見られた。

昨日も下げ渋り感は見られたものの買い気には乏しく、本日も買い気に乏しい展開が続いた。

地政学リスクやそれに伴うスタグフレーション懸念なども特に何が変わったということでもなく、警戒感が強く、空売りも積み上がらないので買戻しが入らず、買い戻しが入らないと下げ渋り感が出ないのでさらに売られるという展開になっている。ここで空売りが積み上がれば底入れ感も出てくるのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

遅行スパンがローソク足の底値圏を下回っての動きとなりそうだ。こうなるとさらに戻りが鈍くなり、上値の重さが嫌気されることになるのだろう。75日移動平均線のサポートを確認するような場面もあると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。