日経平均 | 38,471.20円 ▼761.60円 |
為替 | 1ドル=154.30円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 20億9,901万株 |
売買代金 | 4兆7835億74百万円 |
値上り銘柄数 | 169銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,466銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 111.39% |
市況概況
前日に続き米国株安から売りが先行下値を試す動きで大幅安
前日に続き米国株が大きく下落して夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大幅安となり、本日の日本市場も売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となった後も節目と見られる水準を割り込んだことで売り急ぐ場面もあり、大きな下落となった。引き続き地政学リスクやそれに伴う原油高からのインフレ懸念、米国利下げ機運の後退などもあって買いが入らず、手仕舞い売りを急ぐ動きに加え、下がるから売るということで大きな下げとなり、安値で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に買いが入らず、後場も売り先行となったが、さすがに下値の節目と見られる38,200円~300円水準、TOPIXでの2700水準では下げ渋り感も見られ、いったんは買戻す動きなどもあって下げ幅を若干縮小する展開となった。それでも最後まで買い急ぐということでもなく、日経平均は38,500円まで戻しきれず、TOPIXは2,700を割り込んだ状態での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売り、見切り売りに押されるものが多く、グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物はほぼ全面安となるなかで売りを主導するにように売り急ぐ場面もあった。指数を支えるというよりは押し下げるようなまとまった売りが散発的に見られた。
前日は戻して終わったが本日も大きく売り先行となり、指数も次々と節目を割り込む形となった。地政学リスクやスタグフレーション懸念が根強いことからさらに下値模索が続くと思われる。
指数に影響の大きな銘柄に空売りが積み上がれば、買戻しも入り下げ渋る。そして下げ渋るとさらに買戻しが入るということなのだろうが、逆に空売りが積み上がらないと戻れば売りといっているうちに下がるから売る、ということになり、さらに下値を試すことになるのだろう。買われすぎ銘柄の修正安が一巡となれば底堅さが見られると思う。
テクニカル分析
日経平均
今度は雲を割り込んでさらに下値を試す動きとなっている。75日移動平均線でのサポートが期待されるが、最悪は雲の下限(先行スパン2)の水準までの下落となるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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