2024年5月21日、京都大学百周年記念ホールで、ペガサス・テック・ベンチャーズが主催する「スタートアップワールドカップ」のKYOTO REGIONAL 2024が開催された。
アメリカのシリコンバレーを拠点とするベンチャーキャピタル、ペガサス・テック・ベンチャーズは、2017年からグローバルピッチコンテスト・カンファレンスとして「スタートアップワールドカップ」を開催。6回目の今回は、京都、東京、九州を含む世界75地域で予選が行われ、10月にアメリカで決勝大会が行われる。
京都予選となるKYOTO REGIONAL 2024にはファイナリストの以下12社が参加した。
AIQ株式会社
株式会社esa
Idein株式会社
株式会社SIRC
株式会社シェアリングエネルギー
ティフォン株式会社
株式会社トラーナ
株式会社パンフォーユー
ヒューマンライフコード株式会社
株式会社ヘラルボニー
株式会社マップフォー
ミツフジ株式会社
12社が順に登壇してピッチを行い、厳正な審査の末、栄冠を勝ち取ったのは、株式会社ヘラルボニー。知的障害があるアート作家とライセンス契約を結び、作品をデータ化してマネタイズするビジネスを展開しており、これまでJALやYONEX、マルイや資生堂などとのコラボレーションを実現している。
京都代表として決勝大会への出場を決めた、ヘラルボニーの松田文登代表は、「グローバルの新たな価値観を作っていきたい。シリコンバレーでも全力でピッチして優勝を目指していきたい」と力強くコメント。会場から大きな拍手を送られた。
京都予選第2位には、独自技術で再生プラスティックを開発する株式会社esa、第3位には、へその緒から抽出される細胞をもとに再生医療製品を開発するヒューマンライフコード株式会社が選出されている。
なお、予選大会に先立って、スポンサーである株式会社ジャパネットホールディングスの代表取締役社長 兼 CEOの髙田旭人氏と、ネットイヤーグループ株式会社取締役チーフエヴァンジェリストの石黒不二代氏が対談。ジャパネットホールディングスの事業展開や、スタートアップ企業への支援などについて話した。
日本ではこの後、7月19日に東京、8月27日に九州(熊本)でも予選が行われ、10月の決勝大会へと進むスタートアップ企業がここで決定する。