この記事は2024年7月24日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2024年7月24日(水)の午前10時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

今月は多くのリスクアセットが高値をつけてから反落している。

まず、日経平均。しばらく38,000円~40,000円でもみあっていたが、今月42,426円の高値をつけた後、あっという間に、40,000円を割り込んでいる。

また、米ドル/円も今月161.95円の高値に到達した後、政府・日銀のドル売り介入をきっかけに調整開始。トランプ前米大統領の、「円安牽制発言」もあり、一時155円台まで急落している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

注目は豪ドル/円。日経平均が軒並み買われ過ぎを点灯して、調整を示唆。豪ドル/円も日経平均先物同様リスクアセットであるため、今月高値に到達以降、トップアウトしている。

豪ドル/円は、今週節目である104.00円を割り込んで上値がさらに重くなっている。日経平均の急落を横目に100円へと続落している豪ドル/円に注目したい。

▽豪ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。