生成AIの進化が止まらない。最新の「ChatGPT-4o」が発表され、世界中から注目を集めている。一体、どういったことができるのだろうか。本記事では、ChatGPT-4oの利用価値について解説したうえで、うまく活用し副収入を得る視点についても紹介していく。

ChatGPT-4oとは ?

生成AIがさらに進化 ! 「ChatGPT-4o」の利用価値は ? 活用して稼げる ?
(画像=Bi / stock.adobe.com)

ChatGPT-4oの「4o」は「フォーオムニ」もしくは「フォーオー」と読む。「o」は「すべての」といった意味を持つ「omni」の頭文字を取っている。ChatGPTは、任意の質問に対して、まるで人間のようにスムーズな受け答えをすることで話題となった。ChatGPT-4oは、その処理速度が約2倍に高速化し、さらに反応がスムーズになっている。

ChatGPT-4oはどうやって使う ?

一般ユーザーがChatGPT-4oを使う方法は、無料と有料の2つがある。

無料で使う方法

まずは、ChatGPT-4oのトップページにアクセスする。その後、「ChatGPTを試す (Try on ChatGPT) 」をクリックして利用のための会員登録を済ませ、ログインをしよう。そして、ページ下段に質問を入力して送信すると回答を得ることができる。

ChatGPTには、複数のモデルがあるが、ChatGPT-4oを使って回答が行われた場合、出力された回答文の最下段の「ひし形」マークをクリックするとChatGPT-4oが選択されていることが分かる。

有料で使う方法

無料版のChatGPT-4oは「限定アクセス」の範囲内でしか利用ができない。具体的には、利用回数が限られており、より多くの質問にChatGPT-4oで回答してもらうためには有料版 (月額20ドル) を利用する必要がある。有料版は、ChatGPTにログイン後、「プランをアップグレードする」から申し込みが可能だ。

ChatGPT-4oの利用価値

ChatGPT-4oには、どのような利用価値があるのだろうか。

音声認識・翻訳精度などの基礎能力が向上

ChatGPT-4oは、スピーディな音声認識に対応しており、スマホからアクセスして声を出して話しかけると回答をしてもらえる。翻訳精度も向上し、実務でも耐えうるレベルに向上している。

手書き画像を図表化してくれる

有料版であれば、手書き画像をアップロードするとデジタル図表として出力してもらえる。以前のモデルでもできたが、完成度が飛躍的に高まっている。

グラフを作成してくれる

データビジュアライゼーションの機能も魅力だ。データが入力されたファイルを送信してグラフ化を依頼すると、見やすく洗練されたデザインのグラフを出力してくれる。

違和感のないリアルタイム会話も可能に

ChatGPT-4oのモデルを利用すれば、ほぼ違和感のないリアルタイムの会話も可能になる。開発企業のOpenAI社が公開した以下のYouTube動画をぜひ視聴してみてほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=DQacCB9tDaw

ChatGPT-4oを使って副収入を得られることも

ChatGPT-4oを活用すれば、副収入を得られる可能性もある。以下の2ステップで、その可能性を探ってみよう。

ChatGPT-4oで完結できる仕事を調べる

まず、ChatGPT-4oを使って完結もしくは一部を代替できる仕事を調べよう。例えば、コンテンツ作成や翻訳、データ分析などが考えられる。これらの業務は、AIの言語処理能力を活かしやすい。

ChatGPT-4oで業務を代替してみる

次に、実際にChatGPT-4oを使って、それらの仕事をどのくらい効果的に遂行できるかを評価してみよう。この過程で効果が確認できたら、有料版への登録も検討するとよいだろう。有料版はより多機能で、高度なタスクもこなせるため、仕事の幅が広がることも期待できる。

ChatGPT-4oには問題点も ?

非常に革新的な技術・サービスといえるChatGPT-4oだが、問題点や懸念点もある。例えばChatGPT-4oの回答が作成される過程では、さまざまな文章データなどの事前学習やアクセスが必要だ。しかし現状は、その際の著作権の扱いについてまだグレーな部分があることは否めない。任意の人物の画像を作成する際には、肖像権侵害の懸念もある。

また、世界中の人々がChatGPT-4oを利用することで、より強力かつ高容量のサーバーが求められるようになり「世界規模で電力消費が大きく上昇する」といった負の側面などもあるだろう。こうした点を考慮し、今後、ChatGPTへの規制が強化される可能性もある。

どんどん自分なりの試行錯誤を

AIに関する知識があれば一部の仕事をAIに任せることができ対価を得ることも可能になる。現代はAI実用化の過渡期のため、最新情報は常に取得し、自分なりの試行錯誤をどんどん行っていきたいところだ。

(提供:大和ネクスト銀行


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