この記事は2024年9月19日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年9月19日(木)の11時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
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現在の為替相場の傾向や相場観
米連邦公開市場委員会(FOMC)は本日19日(木)日本時間未明、政策金利であるFF金利の誘導目標を50bp引き下げて4.75-5.00%にすると発表。
米ドル/円は利下げ直後に140.40円台まで約1.5円急落したものの、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利下げ幅について「これが新しいペースだと捉えるべきではない」などと述べ、「FOMCの見通しは我々が急いでいることを示していない」、「金利を中立水準に下げるのには時間がかかる」との認識を示すと142.70円台へと約2.3円切り返した。
議長会見を受けて市場の過度な利下げの織り込みがやや後退したことで米長期金利が上昇に転じ、ドルをサポートした。今朝もドル買いが継続しており、米ドル/円は143円台後半へ続伸中だ。米金利先物は、なおも年内75bp、来年125bpの利下げを織り込んだ水準で推移。
現在の為替相場の戦略やスタンス
依然としてFOMCが金利見通し(ドットチャート)で示した予測よりも大幅かつ急速な利下げを見込んでいる状況だ。これを踏まえ、ドルには買戻しの余地がまだあると見るべきだろう。
米ドル/円は今週16日(月)の安値139.60円前後で底入れしたと見ており、ひとまず145円の節目に向けて反発基調が続くと予想している。
▽米ドル/円 日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。