この記事は2024年9月26日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=LU/stock.adobe.com)

2024年9月26日(木)の10時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

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現在の為替相場の傾向や相場観

昨日25日(水)の米ドル/円は、米長期金利の上昇を背景にNY市場でドル買いが強まると今月4日以来の高値となる144.84円前後を付けた。

欧州市場でユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルが年初来高値を更新していただけに、月末・四半期末を控えてドルを買い戻す動きが出やすかったようだ。

なお、本日26日(木)のスポット取引は9月末が応当日(決済日)となることから、米ドル/円は引き続き需給主導の値動きになる可能性がある。

ドル買いのフローが続けば心理的節目の145.00円を突破することも考えられる一方で、145.00円付近では相応の戻り売りも出やすいと見られ、145.00円を巡る攻防が活発化しそうだ。特にロンドン・フィキシング(24時)の前後は不規則な変動に注意が必要だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

材料面では、米新規失業保険申請件数とパウエルFRB議長の講演に注目したい。

FRBは今後の利下げのペースを巡り、労働市場の動向を注視する姿勢を示している。11月(次回会合)の利下げ幅を巡る米金利先物の織り込みは25bpが約4割、50bpが約6割。

失業保険申請件数とパウエルFRB議長の発言で、こうした市場の見方に変化が生じるようなら米ドル/円の値動きにも影響が及ぶだろう。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。