ソフトバンクグループ <9984> は16日、インドの不動産サイト『ハウジングドットコム』に対して、Falcon Edgeなどの既存株主とあわせて総額9000万ドル(約106億円)の出資を行うと発表した。この投資により、ソフトバンクグループは筆頭株主となる。

ハウジングドットコムは2012年の創業以来、最先端のIT技術を用いてインドのオンライン不動産業界を劇的に変化させた。現在はインド国内の45都市以上で営業を展開。同社が保有する物件数は35万件以上、建築予定物件は1万5000以上におよび、業界最大規模を誇る。

ソフトバンクのバイスチェアマンおよびSIMIのCEOを務めるニケシュ・アローラ氏は「われわれはインドのITの未来と、ITが人々の生活をより良くしていく可能性を大いに信じています。ハウジングドットコムは、最高の不動産サイトの構築について、また利用者の物件検索や取引に何が必要なのかということについて、素晴らしいビジョンと高い見識を持っています。われわれは同社と連携し、同社の成長をサポートすることを楽しみにしています」とコメントを発表。

また、ハウジングドットコムの共同創業者であるアドヴィティヤ・シャルマ氏は「われわれは創業時より、物件探しに数カ月もかけて奮闘している数百万人もの人々が、必要条件と完璧に合致した物件を見つけられるよう手助けするという大きなビジョンを掲げており、利用者に最高の物件探しを体験いただくためのサイト構築に、重点的に取り組んでいます。これまで素晴らしい投資家のパートナーに出会えたことを幸運に思うとともに、社員一同、ソフトバンクとともにビジョンを実現することを楽しみにしています」と話している。

ソフトバンクはインドを有力な投資先として睨んでいて、次々に投資や買収を行っている。

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