本記事は、ぽち。氏の著書『ふたりで始めた貯まる暮らし』(清流出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

チェックリスト
(画像=Tetiana Kubara / stock.adobe.com)

貯金の大切さを教えてくれた
もの・人・こと

貯金本

ページの穴に500円玉を1枚はめるたびに、貯金の旅が進んでいくというユーモアたっぷりの本。

全ページに500円玉をはめると10万円分の貯金になります。

旅行気分を味わいながらお金を貯められるので500円玉貯金はすごくハマりました。

そして楽しみながらやっているのでどんどんお金が貯まるというおまけつき。

やっぱり、楽しみながらするのが大事。

両親

何か目標がないと、貯金も仕事もがんばれないものです。

両親が、子どもたちを何不自由なく育ててくれたのは、自分たちのことを後回しにして家族を最優先していたから。社会人になり、結婚もした今なら、その両親の気持ちがよくわかります。

今の私も、家族(自分と彼)のために、貯金や仕事をがんばろうと思うから。

飲み会はひとときの楽しさ。
残るのは思い出と空っぽの財布と二日酔い。

大学時代は友達やサークル・バイト仲間との飲み会やごはんが楽しくて、アルバイト代はお酒や食事に消えていました。楽しい思い出は残っているけれど、もう少し飲み会以外にもお金をかければよかったなあ。

ちりつも浪費には気をつけろ

ぜいたくしているつもりはないのにお金がない。こういう経験ありませんか?

それは、知らないうちに“ちりつも浪費”をしているから。

小さな出費が重なれば大きな出費になるのですよね。

ちりつも浪費の悪いところは、少額だからお金を使った実感があまりないこと。

そして、少額な出費ゆえ、満足感も感じづらい(二重苦ですね、つらい)。そんなちりつも浪費とは距離を置きたいので、今は本当にほしいものにだけお金をかけるようにしています。

奨学金から得たものは親孝行と計画的な家計管理能力

奨学金はいわゆる借金です。

「奨学金がなければもっと貯金できたのにな」と思うことももちろんあります。

でも、奨学金を借りたからこそ大学に通うことができたし、両親のお金の負担を少しでも減らすことができたので、親孝行にもなったのかなって、今は前向きに考えることが増えました。

それに、奨学金の返済を通して計画的にお金の流れを考える大切さも学ぶことができました。

「いつまでに完済したいのか」
「毎月いくらなら無理なく返済できるのか」

自分に問いかけながら返済計画を考えたおかげで、順調に奨学金を返済することができました。

奨学金が教えてくれたことは、はかりしれないほど大きいです。

お金をかけない親孝行、けっこうあるよ

会いに行く

会えるときに会う。

元気な姿を見せに行くのって大事です。

会えると自分も嬉しいし、両親も嬉しそうな顔をしてくれます。

いいことだらけ!

電話する

両親と離れて住んでいてなかなか会えない方もいると思います。

だからこそ電話で話すことが大事。

私の両親はこちらに遠慮してなかなか電話をしてこないので自分から連絡するようにしています。

電話をすると楽しくなってしまっていつも長電話になりがちです。

手紙を書く

手紙は形に残るので喜ばれることの1つです。

直接だとなかなか伝えられない感謝の気持ちを、書いて贈るのもいいものですよ。

自分たちが健康に暮らし、ハッピーでいること

親は子どもの健康と幸せを一番に願っています。

自分を大切に健康に過ごすことが親孝行にもつながっているんですよね。

誕生日や母の日・父の日のプレゼント

誕生日や記念日に感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈ります。

大事なのは金額じゃなくて気持ち!

数年前に「誕生日は誰でも祝うことができるけど、母の日・父の日は子どもたちからしか祝うことができないんだよ」という話を聞いてすごく衝撃を受けました。それからは、母の日・父の日がより大事な日になって、毎年感謝の気持ちを伝えるようになりました。

お金とふたりのハピネス

「お金があれば幸せ」
「お金がなければ幸せではない」

この2行を見ていて、どちらもしっくりこないというか腑に落ちないというか……。

「絶対に違う」とも言いきれなくて、なんだかもやもや。

生活するためにお金は必要です。

お金があるからこそ、住むところがあって、ごはんが食べられて、好きなものが買えます。

お金がないと、感じられるはずの幸せも感じられなくなる気がします。

健康な体や生活の上に、幸せは成り立っているとも思います。

なので、生活していくためのお金はやっぱり必要です。

確かに生活するにはお金が必要だけれど、はたして、幸せにはお金が必要なんでしょうか?

家族と一緒に過ごす時間。友達とのおしゃべり。彼との散歩。

どれもお金をかけなくてもできること。

お金がなくても感じられる幸せもあります。

その一方で、豪華なプレゼントを贈る、旅行に行くなど、ある程度のお金がないと得られない幸せもありますね。

つまり、お金がなくても幸せは感じられるけれど、お金があれば幸せが増えるってことなのかな?

「お金があれば幸せ」より「お金があれば幸せが増える」のほうが、私にはしっくりきます。

人生は一度きりです。

自分の人生も、大切な人たちの人生も幸せでいっぱいになったらいいな。

こんな欲張りな私の夢を叶えるためにも、しっかり働いてお金を稼いで、お金を貯めて、お金を有意義に使っていきたい。

「お金で幸せを増やす」をモットーに。

『ふたりで始めた貯まる暮らし』より引用
ぽち。
北海道在住。社会人8年目の29歳。福祉施設で働く管理栄養士。大学4年間で216万円の奨学金を借り、2022年末までに完済することを目標にする(地道な貯金生活のおかげで、予定通り完済)。フォロワー14万人のInstagram「ぽち。管理栄養士の貯金生活」で、真似してもらいやすい貯金方法や料理などについて投稿している。著書に『今も未来も大切にする しあわせ貯金生活』(自由国民社)。
Instagram:@pochi_pokepoke_money
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