日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 37,446.81円 ▼23.86円
為替 1ドル=142.89円
売買高(東証プライム、以下同) 17億4,878万株
売買代金 4兆0107億66百万円
値上り銘柄数 562銘柄
値下り銘柄数 1,013銘柄
騰落レシオ(25日) 116.50%

市況概況

冴えない展開だが、指数は値持ちが良い

米国株は堅調ながらも冴えない展開だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。

それでも特に何も変わっていないという状況で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物の水準よりは安く寄り付き、いったん下値を試し、底堅さが確認し、円安に振れたことで買い直される場面もあった。ただ、改めて上値の重さが確認されると上げ幅を縮小し、堅調ながらも本日の安値圏で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も手仕舞い売りに押されるように上値の重い展開となり、後場も前場の安値水準で始まり、いったん37,500円の底堅さが確認されたものの戻りが鈍く売り直され、37,500円を割り込む場面もあった。

それでも売り急ぐこともなく、37,500円を割り込むと買戻しも入るという状況で方向感は見られず、前日比プラス水準ではあるのだが、日経平均に寄与度の大きな銘柄で指数が押し上げられいるだけという状況だった。全体に買い気には乏しく、結局手仕舞い売りに押されて軟調となり、最後は安値引けとなった。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものもあり、総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、指数を大きく動かすことも方向づけることもなかった。上がれば売られ、下がれば買われるという状況が続いた。

今度は37,500円水準での底堅さが確認された形となったが、指数に影響の大きな銘柄が高いだけ、それも特に材料がないなかで買戻しが見られただけという状況で全体的には調整感が強いと言えるだろう。円高やスタグフレーション懸念が根強いことで買い気に乏しく、米国株が売られるなど分かり易い材料が出れば一気に売られそうだ。戻り売り圧力も強く上値は重い状況が続くと思う。

テクニカル分析

日経平均

下げ渋り感はあるがまだまだ調整感が強く、25日移動平均線や75日移動平均線までの調整は見られるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。