日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 37,965.10円 ▼467.88円
為替 1ドル=143.91円
売買高(東証プライム、以下同) 27億9,003万株
売買代金 6兆5106億67百万円
値上り銘柄数 939銘柄
値下り銘柄数 632銘柄
騰落レシオ(25日) 126.75%

市況概況

関税差し止め停止や円高で知事下げ渋るも大幅安

昨晩の米国市場は堅調で好調な決算発表などもあったのだが、関税差し止めが停止されたことや円高が進んだことから、売り先行となった。

昨日の大幅高の反動もあり、売り気配から始まるものも多いなど大きく下押して始まったあともいったん下値を試すような動きとなった。それでも節目と見られる37,800円を割り込むと買戻しなども見られ、逆に上値は37,900円を超えると売られるという状況で大きく方向感は見られず大幅安水準で前場の取引を終えた。

昼の時間帯は下げ渋り感は見られたが、後場も前場の終値を下回って始まり、大幅安水準で小動きとなった。それでも売られないから買戻しが入るというような感じで下げ幅を縮小、円高も一服となった形で指数も本日の高値を伺う展開となった。

その後も円高一服感が強まったことで買戻しが入り、38,000円まで戻したものの、いったんは38,000円からは買われずに戻りもそこまでとなった。その後はさらに買われて38,100円水準まで戻し38,000円台を維持していたが、引けは売られて38,000円を割り込んで大幅安となった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多かったが、買戻しなども見られ、グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、指数を先行して大きく動かすようなことも、方向づけるようなこともなかった。

38,000円を割り込み、37,800円を割り込んで下げ渋りから戻す相場となった。特に買い気が強いということでもなく、戻れば売りたいという意識も強いようだが、関税問題などの進展に期待する向きもあって売り切れないという感じだ。月初の買いに対する期待もあるのだろうが、上値の重さを確認しては売り直されることになるだろう。為替次第ではあるが、円高傾向は続くと思う。

テクニカル分析

日経平均

移動平均線からの乖離も大きく、再度下値を試すことになったが、意外に下げ渋ったと言う雰囲気だ。逆に言えば下値余地もあるということで月初の買いが見られないと売り直されることになるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。