
日経平均 | 38,432.98円 △710.58円 |
為替 | 1ドル=145.67円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 19億4,978万株 |
売買代金 | 4兆7521億98百万円 |
値上り銘柄数 | 1,121銘柄 |
値下り銘柄数 | 439銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 128.86% |
市況概況
関税差し止めやAI関連銘柄の決算発表を受けて大幅高
米国市場は軟調だったが、米国市場の引け後にエヌビディアの決算が発表されて時間外取引で買われたことや裁判で関税の差し止めとなったことなどが好感されて買われ大幅高の始まりとなった。寄り付きの買いが一巡となった後も買戻しを急ぐ動きなども見られて値持ちは良く、円安に振れたことが好感されて指数先行で買われる場面もあり、高値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も値持ちは良かったが、後場は若干売り物がちの始まりとなり、いったん手仕舞い売りに上げ幅縮小となる場面もあった。それでも米国の指数先物が夜間取引で大きく買われていることや円安が再び進んだことから買い直され、前場の高値を抜けて上値を試す動きとなった。買われすぎ感は強かったのだが、円安を好感して指数が押し上げられ、最後まで値持ちの良い展開で高値圏での引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、グロース250指数やグロース株指数は堅調ながらも上値の重い展開から、軟調となった。先物は散発的にまとまった売り買いが見られ、特にまとまった買いが入ると追随する動きも見られる状況で指数を押し上げる要因となった。
38,000円を超えると売られるという状況だったが、一気に上値を試す動きとなった。エヌビディアの決算もそれほどでもなく、関税の差し止めもまだまだ紆余曲折はありそうで、ここが高値となるのではないかと思う。ここから先に買い上がる材料には乏しいと思われるし、スタグフレーション懸念が払しょくされたわけでもなく、上値の重さが確認されると今度は指数先行で大きな下落となると思う。
テクニカル分析
日経平均
上値を試す動きとなり、案外値持ちの良い展開となった。ただ、移動平均線からの乖離も大きく、上値が重くなると一気に移動平均線までの下落となるだろう。
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