
日経平均 | 37,724.11円 △192.58円 |
為替 | 1ドル=143.16円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 13億9,897万株 |
売買代金 | 3兆3198億91百万円 |
値上り銘柄数 | 1,115銘柄 |
値下り銘柄数 | 437銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 131.34% |
市況概況
利上げ懸念で円高株安となったが、国債減額期待で円安株高
米国市場が休場となるなかで前日の反動から売り先行となった。日銀総裁の利上げ発言で円高に振れたことなども手仕舞い売りを急がせる展開となったが、それでも目先の需給好転もあり、買戻しなどが入って一時堅調となる場面もあった。それでも特に買い上がる材料もなく買戻し一巡となったものから売られ、冴えない展開で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も前場の終値近辺で始まった後は閑散小動きという状況で膠着感の強い展開となった。ただ、財務省の国債発行減額の報道から長期金利が低下したことで為替が円安に振れ、円安メリット銘柄などが買い戻されて指数を押し上げる展開となった。特に何が変わったということでもないのだが、売りが増えていたところでの買い材料ということで一気に買戻しが入ったのだろう。その後はいったん上値も重くなったが、意外に値持ちの良い展開で高値圏での引けとなった。
小型銘柄は朝方から幕間つなぎ的に買われるものも多く総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いは少なく、上がれば売り、下がれば買いという状況だったが、午後に国債減額の報道で買い戻しを急ぐ動きになり、指数を押し上げる要因となった。
上値の節目と見られる37,800円を試す動きとなった。国債の話も、特に買い急ぐような材料でもないような気もしたのだが、意外に指数を押し上げる要因となり、上がるから買うと言う場面もあった。ただ、インフレがさらに進んでおり、結局は懸念材料が何一つ解決したわけでもなく、改めてスタグフレーションを懸念して上値も重くなるのだろうし、さらに反動安から下値を試すことになると思う。
テクニカル分析
日経平均
上値を試すような場面も見られたが、結局は行って来いという状況で移動平均線からの乖離も大きくなって来ており、いったんは移動平均線までの下落は見られるだろう。
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