この記事は2025年6月24日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

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2025年6月24日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
イランとイスラエルは米軍が参戦したことであっという間に停戦合意となり、まさに激動だった。 戦争が終わった以上、マーケットは戦争前とは逆の動きになるのではないかと考えている。
米ドル/円の日足チャートを見ると、比較的長いローソクが出ており、天井感があるように見える。しかしながら、142~145円でかなりもみ合ったので、この抵抗体はサポートゾーンになりそうだ。
よって、ここから下げていく際、すんなりは行かないだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ボウマンFRB副議長が来月7月の米利下げを示唆したが、ウォーラー理事も同様で、FRB内が早期利下げ派とパウエル議長のような慎重派で分かれているように見える。
ただ、利下げ派の方が強くなりそうなので、利下げを受けて米ドル/円の下げとなり、ユーロ/米ドルも1.2500ドルに向けて上昇していくのではないだろうか。
▽米ドル/円 日足チャート

(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。