この記事は2025年7月8日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

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2025年7月8日(火)の午後12時半時点に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。
現在の為替相場の傾向や相場観
トランプ米大統領は昨日7日(月)、日本の関税率を8月1日より25%にすると発表した。これは日本にとってはかなりキツい数字だ。
ここまで、石破首相が米国と上手く交渉が出来ていないようだが、ここから発動までの7月末までに、いかに上手く交渉し、25%からどこまで下げられるかがカギだろう。
そういった意味では、米ドル/円に関しても想定していたレンジより上がってきているので、147円を突破してさらに上昇する可能性は残っている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは、一昨日6日(日)時点で考えたのが、142.50~146.50円だった。現在既に146.45円付近まで上昇しているが、このままで行きたい。
当初今週は引きつけて戻り売りで考えており、現在もそのつもりでいるのだが、もし147円を超えたらそのスタンスは変更せざるを得ない。
また、本日8日(火)限定で言えば押し目買いスタンス。具体的には、145.60~145.70円台より下で買い場探しをして145.45円付近では損切り、146.35~146.40円で利食うようなトレードで臨みたい。 しかし1週間で見ると、そこまでドル買いは強くならないのではないかと思っているため、引きつけて売り場探しと考えている。
▽米ドル/円の日足チャート

(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。