この記事は2025年7月7日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年7月7日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の騰落は、ポンドを除く全ての通貨が上昇して週を終えており、ドル売りの流れが続く。
ほぼ上昇の上位に位置しているのは欧州通貨で、年初からの流れを反映している。米ドル/スイスフランが13年10カ月、ユーロ/米ドルは3年10カ月ぶりの高値を更新している。
先週は月初週でもあり、米国では多くの経済指標が発表され、総じて堅調な結果が相次いだが、ドル買いは続かなかった。
米ドル/円の週間の値幅は2円54銭、週足も十字線で方向感に乏しい。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週もユーロ/米ドルの押し目は買いとみている。 ところで、米ドル/円が年初来安値から4円以上高い水準で推移していることから、ユーロ/円等の欧州通貨の対円相場が歴史的な高値圏にある。昨年7月の政府・日銀の円買い介入の記憶は新しいが、7月11日(木)にユーロ/円が175円に乗せた翌12日(金)、日銀がユーロ/円のレートチェックを実施している。
アナウンスメント効果、そして、その後は実弾の介入もあり、8月上旬にかけて154円台まで急落している。1つのリスクシナリオとして警戒すべき水準に近付いてきた。
今週は米ドル/円で142.00~146.00円、ユーロ/米ドルで1.1600~1.1900ドル、ユーロ/円で168.50~172.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。