この記事は2025年10月7日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Haruki/stock.adobe.com)

2025年10月7日(火)の午後12時半時点に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週のテーマは「高市トレード、上値はどこまで?」ということになるだろう。

先週4日(土)に自民総裁選を終え、週明けとなった昨日6日(月)、米ドル/円は予想以上に上値を拡大し150.48円付近の高値をつけた。本日7日(火)も引き続き、150円台後半へと上値を伸ばしている。

ただ、151円を超えてくると米国サイドからドル高牽制発言も出てきそうなので、あまり元気よく150円台を買っていく感じではないと考えている。

また日銀の利上げに関しては、当初10月実施と考えられていたのだが状況が変わり、10月はなさそうで12月か年明け以降に延期となりそうだ。なので、急激に円高方向に行く可能性も消滅した。また、米政府も一部閉鎖でコチラも不透明。よって高値圏での揉み合いになる可能性が高いのではないだろうか。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、146.50~151.00円。ただ実際のコアレンジは148.00~151.00円となるだろう。週初は上を狙っていきたいが、仮に上でロングが溜まり過ぎれば146.50円まで落ちる可能性はあると考えている。

戦略的には基本、押し目買いで回すスタンスで臨みたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。