12月17日、東急リアル・エステート投資法人(以下「東急RE」) <8957> は、東急虎の門ビルに隣接する土地を取得したことを発表した。なお、この土地の取得は、同法人が資産の運用を委託している東急リアル・エステート・インベストメント・マネジメント株式会社を通じて行われた。

東急虎ノ門ビル自体は平成22年に完成したビルであり、決して古いビルではない。しかし、形状が細長いため、ビルとしての規模が周囲のビルに比べると劣ること、また、前面道路である桜田通りに面する部分の面積が狭いことが、運用上の弱みであると判断し、今回の土地の取得に踏み切った。

当該土地の取得により、東急REは東急虎の門ビルの増築を行い、新規テナントの獲得、既存テナントの増床ニーズへの対処、キャッシュフローの増加など、ビルとしての競争力強化を見込んでいる。

虎ノ門エリアでは環状二号線(新虎通り)が開通したり、森ビルが手掛ける高層ビル「虎の門ヒルズ」が開館したりなど、近年開発が急ピッチで進められている。東急虎ノ門ビルが位置する虎ノ門駅南地区では、港区より「虎ノ門駅南地区街並み再生方針」が公表されており、開発もこの方針に従って進めていくことになる。

なお、この発表を行った12月17日の株価は、15万2000円から始まり、一時15万5300円まで到達したが、15万3400円で取引を終了した。

(ZUU Online)

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