日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 47,672.67円 △825.35円
為替 1ドル=151.04円
売買高(東証プライム、以下同) 22億6,358万株
売買代金 5兆1831億62百万円
値上り銘柄数 1,409銘柄
値下り銘柄数 180銘柄
騰落レシオ(25日) 103.99%

市況概況

高市総裁の首相就任が近づき買い戻しや買い直しが入り大幅反発

米国株がまちまち、特に半導体株などが売られたが、昨日の急落の反動もあり本日の日本市場は買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後も買い戻しを急ぐ動きや高市自民党総裁が順調に首相に就任できそうだという見方などもあり、堅調な地合いが続き堅調な展開が続いたことでさらに買い戻しが進むという状況でほぼ高値で前場の取引を終えた。

昼の時間帯は特に方向感は見られず、後場も節目とみられる47,500円を超えて始まったもののいったん手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となった。それでも手仕舞い売りをこなすと再度買い戻しや買い直しなどの動きが見られ、戻りを試す動きとなった。踏み上げ相場となった形で最後まで値持ちがよく、上値の節目の一つである47,800円には届かず、最後は上げ幅縮小となったが高値圏で大幅高の引けとなった。

小型銘柄も買い戻しや買い直しの動きがみられ、総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いに指数が降らされて右往左往する場面もあったが、どちらかというとまとまった買いに敏感に反応する形で指数に影響の大きな銘柄が押し上げられ、それに連れて先物もさらに買われるという場面も見られた。

臨時国会が21日に召集されると伝えられたことで高市自民党総裁の首相就任が見え、再度高市ラリーとなった形で昨日の下落の大半を取り戻す形となった。一方向に振れやすい相場ではあるが、買われすぎ銘柄の空売りの買い戻しという面も強く、買い戻し一巡となったものから再度売りなおされ、指数も調整感が出るのではないかと思う。高市首相が決定したあとも買われすぎ銘柄の調整から指数は冴えない展開となるのではないかと思う。

テクニカル分析

日経平均

いったん天井を付けた形ではあるがしっかりと戻した。ここからは再度移動平均線からの乖離も大きくなり、上値も重くなると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!