日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 46,847.32円 ▼1,241.48円
為替 1ドル=151.80円
売買高(東証プライム、以下同) 30億4,342万株
売買代金 7兆1232億88百万円
値上り銘柄数 264銘柄
値下り銘柄数 1,327銘柄
騰落レシオ(25日) 97.15%

市況概況

買い戻し一巡からの手仕舞い売りに押されて大幅安

日本市場が連休中の米国株が大きく売られたことから、連休明けの日本市場は売り先行となった。

夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が暴落していたこともあり、買い戻し一巡となったものから売られ、大きく下押す展開となった。それでも意外に値持ちはよく、47,300円台まで下落すると買い直されて47,800円を超える場面も見られるなど下げ渋る場面もあった。ただ、最後はまた手仕舞い売りに押されて節目と見られる47,500円水準で前場の取引を終えた。

昼の時間帯は特に動きは見られず、後場も若干安く始まったものの下げ渋り感は見られた。ただ、買い戻し一巡となった銘柄から売り直され、先週末、そして本日の午前中も特に空売りが積み上がるということでもなく、買い戻し一巡となったものから売られ、下がるから売るという展開となり、さらに下値を試す動きとなった。最後は買い戻しも見られ、下げ渋りとなったが買い気には乏しく、指数に影響の大きな買われすぎ銘柄を中心に大きく売られた。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物は上がらないから売る、下がるから売るというような雰囲気でまとまった売りが出る場面も見られ、売り方の回転が効いた形で指数を下押す要因となった。

米中貿易戦争への懸念や高市氏が首相になれない、あるいは石破氏の首相交代が遅れるとの見方など政局の混乱を懸念する動きを嫌気するように手仕舞い売りに押されて大きく下落した。高市氏が首相になれないとなるとさらに大きく下落することになるだろう。ここで下げ止まるかどうかなのだが、買われすぎ銘柄の修正安は続くと思われる。戻れば売りという展開から戻らないから売るということで下値模索が続きそうだ。46,000円を割り込むところでは下げ渋りとなるだろう。

テクニカル分析

日経平均

「アイランドリバーサル」という形でいったん天井となったと思う。まずは25日移動平均線や基準線にサポートされるかどうかを試すことになるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!