
日経平均 | 48,580.44円 △845.45円 |
為替 | 1ドル=153.01円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 26億5,352万株 |
売買代金 | 6兆2829億59百万円 |
値上り銘柄数 | 930銘柄 |
値下り銘柄数 | 623銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 111.86% |
市況概況
ソフトバンクGの買い戻しで大幅高
米国株がまちまちとなるなかで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、特に米国半導体株が高くなり、日本上でも半導体株が買い気配から始まるなど買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となったあとは上値の重いものも見られたがソフトバンクGが空売りの買い戻しなどで大きく上昇、日経平均を押し上げて日経平均だけ大幅高となった。
昼の時間帯も特に積極的な売り買いは見られず、後場も上値の重い展開となった。それでも48,400円を割り込んだところで買いが入り、さらに買い戻しも入って節目と見られる48,500円を超えた。買い戻し一巡感となったと見られた銘柄などもさらに空売りが積み上がり、買い戻しを急ぐ動きで指数を大きく押し上げた。明日のオプションSQ(特別清算指数)算出へのヘッジと見られる先物買いも見られ日経平均は最後まで値持ちがよく、高値圏での引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも見られ上値も限られたが特に売り急ぐでもなく、堅調だった。先物はまとまった売り買いは散発的にみられ、特に明日のオプションSQを控えてのヘッジ買いなどもあり指数を押し上げる要因となった面もある。
上値の重い展開が続くと思われたが、ソフトバンクGが日経平均を大きく押し上げた。半導体株なども買われすぎ感が強いので空売りが積み上がり、買い戻しを急ぐ動きで上値を試す展開となっているのだろう。買われすぎ感が強いので、いったん高値を付けたと見ると一気に売られるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
依然として買われすぎ感が強く、移動平均線からの乖離も大きくなっている。そろそろ調整感が強まり、一気に25日移動平均線や基準線までの調整は見られるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!