
日経平均 | 47,950.88円 △6.12円 |
為替 | 1ドル=150.69円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 27億4,125万株 |
売買代金 | 6兆6084億36百万円 |
値上り銘柄数 | 800銘柄 |
値下り銘柄数 | 747銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 112.55% |
市況概況
買い先行となるも手仕舞い売りもかさんで上値は重い
昨日の暴騰の流れを受けて、米国株が冴えない展開となったわりに夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場も買い先行となった。
寄り付きから半導体株などが買い気配から始まり。一気に48,500円を試す動きとなった。ただ、さすがに48,500円を超えると手仕舞い売りに押されるものも多く、いったん上げ幅を縮小し、48,000円を意識する水準まで売られた。それでも指数に影響の大きな半導体株などは値持ちも良く、総じて調整感が出ているなかで堅調な水準で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も相変わらず買い戻しなどがみられて堅調な地合いが続き、後場もいったん戻りかけて始まるなど堅調な展開が続いた。
それでもさすがに買い疲れ感もあり、買い戻し一巡となったものから上げ幅を縮小し、総じて冴えない展開となった。引けを意識する時間帯にも戻りの鈍さを嫌気する売りと下げ渋りを評価する買い戻しなどが見られたが、結局最後は手仕舞い売りに押されて48,000円台を維持できず本日の安値圏での引け、かろうじて前日比プラスとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものも多く、冴えない展開となった。それでも案外値持ちはよくグロース250指数やグロース株指数はほぼ横ばいながらも小幅高だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられたが、基本的には上がれば売り、下がれば買いという状況で指数を動かす場面はあったが、方向感には乏しかった。
さすがに大暴騰の翌日ということで買い先行となるも上値の重い展開となり、上値が重いと手仕舞い売りを急ぐ動きとなった。ここから押し目と見て買い場を探るか下落の始まりと見て売り場を探すかということだが、買われすぎ銘柄に買い戻し一巡感が出れば、一気に調整となるのではないかと思う。空売りが積み上がらなければ大きな調整となると思う。
テクニカル分析
日経平均
移動平均線からの乖離も大きくなり、上値も重くなった。上値の重さを嫌気して買い戻し一巡となった指数に影響の大きな銘柄が売られ始めると一気に25日移動平均線や基準線までの調整も見られるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!