
日経平均 | 45,769.50円 △832.77円 |
為替 | 1ドル=147.58円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 25億2,105万株 |
売買代金 | 5兆2077億79百万円 |
値上り銘柄数 | 1,241銘柄 |
値下り銘柄数 | 321銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 100.31% |
市況概況
買い戻しを急ぐ動きで大幅高
米国株が堅調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。昨日同様に特に買い材料が見られないなかで半導体株を中心に買い戻しを急ぐ動きとなり、寄り付きの買いが一巡となったあともさらに上値を試す動きとなった。週末の手仕舞いの買い戻しもあり、指数先行で大きな上昇となったさすがに高値を意識すると上値も重くなり、上げ幅縮小して前場の取引を終えた。
昼の時間帯は買い戻しが続き、後場も前場の終値を上回って始まり、値持ちの良さが好感されてさらに買い戻しが入り、上がれば売り、下がらないから買い戻すということで指数先行で再度上値を試す動きとなった。前場同様に45,800円の高値を意識するとさすがに上値も重くなるのだが、値持ちのいい展開が続き最後は買い戻しが入りほぼ高値引けとなった。
小型銘柄も買い戻しも交えて買い直されるものも見られて総じて堅調、グロース250指数やグロース株指数は大幅高となった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられたが、少し下がれば買いが入るという状況で踏み上げ相場の一因となっていた。
引き続きアドバンテストやソフトバンクGが指数をけん引する形となった。本日は加えてインデックス的な買いも見られたがあくまでも持高調整の買い戻しの一環と思われる。来週も続くかというと本日が買い戻しのクライマックスという可能性も高く、日経レバレッジやアドバンテスト、ソフトバンクGなどの買い戻し一巡となれば一気に調整となると思う。高値を更新してさらに買い上がるだけの材料もなく、ここでさらに空売りが積み上がらない限り上値は重いと思う。
テクニカル分析
日経平均
さらに上値を試す動きとなったが、高値を意識して上値も重く、上値の重さが嫌気されると手仕舞い売りに押されるものも多くなるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!