
日経平均 | 44,550.85円 ▼381.78円 |
為替 | 1ドル=147.34円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 24億9,607万株 |
売買代金 | 5兆2869億59百万円 |
値上り銘柄数 | 124銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,481銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 100.51% |
市況概況
一時大幅安となるも下げ渋り
米国株は堅調だが上値が重く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物冴えない展開となったこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となった後も一気に手仕舞い売りに押され、日経平均は節目の一つと見られる44,500円を割り込んだところで下げ止まった。ただ、そこから戻す過程でも44,800円を超えないとなると再度売り直され、45,500円を下回り安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られなかったが、買い戻しなどもあり後場も下げ渋りの始まりとなった。44,400円を下回らないとなると44,500円台から44,600円まで戻し、その後も方向感に乏しいながらも下げ渋りとなった。月初の買いも見られたのだろうが、上値を買い上がることもなく、案外下げ渋り感は見られたが戻りきらず冴えない展開となった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられたが、売りに対して敏感な反応となり、指数を下押す要因となる場面もあった。
買い戻し一巡となると手仕舞い売りに押されるという状況で上がったものが売られるパターンで下値を試す動きとなった。
45,000円台まで当面戻らないのではないかとの見方もあるがここで空売りが積み上がれば再度踏み上げも期待できるだろう。ただ、逆に空売りが積み上がらないと買い戻し一巡となったものから売られる状況が続くのだろう。いずれにしても調整局面であることには違いなく、月初の買いが入るところでは売り向かうのが正解ではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
調整感が強まり、TOPIXは25日移動平均線や基準線を割り込んでいるので、少なくとも日経平均も25日移動平均線や基準線までの下落は見られるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!