
日経平均 | 44,932.63円 ▼111.12円 |
為替 | 1ドル=148.16円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 24億1,523万株 |
売買代金 | 5兆1274億27百万円 |
値上り銘柄数 | 522銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,040銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 106.61% |
市況概況
買い戻し一巡感から売られる
米国株が堅調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が若干昨日の終値よりも高い状態であったが、買い戻し一巡から冴えない始まりとなった。
45,000円台で始まったものの上値は重く、45,000円を下回ると今度は45,000円で上値を押さえられるような展開になり、手仕舞い売りを急ぐ動きで一時44,700円台まで下落となった。さすがにそこからは買い戻しも入ったものの、指数に影響の大きな銘柄が買い戻し一巡から売られ、45,000円を出たり入ったりと方向感に乏しい展開となった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も45,000円台は維持して推移したものの上値は重く、方向感に乏しい展開となった。指数に影響の大きな銘柄が買い戻し一巡から売られて指数を押し下げることには変わりなく、冴えない展開が続いた。引けを意識する時間帯でも方向感は見られず、最後は手仕舞い売りに押されて後場の安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて安く、グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物はまとまった売り買いは散発的にみられるものの持高調整の売り買いと見られ、方向感に乏しい展開で上がれば売られ、下がれば買われる展開だった。
空売りの買い戻しが一巡となると買われすぎ感が強い銘柄から売られるという状況になっている。今日、高かった銘柄もあくまでも目先の需給での持高調整と見られ、特に買い上がる動きも材料もなく、冴えない展開から調整が続くと思われる。再度日経平均に影響の大きな半導体株などに空売りが積み上がらなければこのまま下値を試す動きになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
調整感が強まっているが一方で下げ渋り感もあり、方向がみられない。それでも移動平均線からの乖離も大きく、25日移動平均線や基準線までの調整は見られるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!