
日経平均 | 45,354.99円 ▼399.94円 |
為替 | 1ドル=149.77円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 23億7,613万株 |
売買代金 | 6兆2067億32百万円 |
値上り銘柄数 | 1,197銘柄 |
値下り銘柄数 | 377銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 119.49% |
市況概況
買い戻し一巡となったことで売られ冴えない展開
米国株が軟調となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物売られたことで本日の日本市場は売り先行となった。
朝方発表された都区部CPI(消費者物価指数)も特に材料視されるということでもなく、買い戻し一巡となったものから売りなおされて指数を下押す展開となった。全体的には配当取りや期末の買い戻しなどが見られ堅調でTOPIXなどはプラス圏での推移となったが、日経平均は冴えない展開だった。
昼の時間帯は特に動きはなかったが、手仕舞い売りもかさみ、後場に入るとさらに手仕舞い売りに押される展開となった。積極的に買い上がる材料がないなかで指数に影響の大きな銘柄の買い戻しで押し上げられていただけに買い戻し一巡となれば冴えない展開となった。ソフトバンクGとアドバンテスト、東京エレクトロンだけが安いというような感じではあったのだが、日経平均は結局安値引けとなった。
小型銘柄は買い戻しなども交えて堅調なものが多く、グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられ、指数を動かす場面もあったが、特に方向感がみられるでもなく、指数に影響の大きな銘柄が下押すことでヘッジ売りなども見られ、さらに指数を押し下げる要因となっていた面もある。
期末要因での持高調整がみられ、買い戻し一巡となったものから売られるという展開となった。踏み上げ相場の末期にみられるような急落となり、さらにここで空売りが積み上がらなければ一気に売られ、売りが売りを呼ぶようなこともあるのではないかと思われる。買われすぎ銘柄の調整が始まったということだろう。
テクニカル分析
日経平均
赤三兵先詰まりの後の陰線となり、いったん高値を付けた形だ。まずは25日移動平均線や基準線までの下落となると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!