
日経平均 | 45,630.31円 △136.65円 |
為替 | 1ドル=148.08円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億5,817万株 |
売買代金 | 6兆0051億90百万円 |
値上り銘柄数 | 734銘柄 |
値下り銘柄数 | 820銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 116.70% |
市況概況
ソフトバンクGが買われ日経平均が堅調
日本市場が休場の間の米国市場が行って来いとなり、上値の重い始まりとなった。ただ、ソフトバンクGがオープンAIのデータセンターに絡む話題から買われるなど買い戻しを急ぐ動きで指数を押し上げる銘柄も散見された。上値は重いが下げ渋り、下げ渋るのだが戻りきらないというような状況で方向感に乏しい中で冴えない展開となった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も前場の終値近辺でそろそろ始まった。それでも改めて買い戻しなどが見られ、いったん45,500円のところで売られたが、値持ちの良さから買い戻しが入るという状況でじりじりと指数は上昇となった。ソフトバンクGとアドバンテストだけ、という感じで日経平均だけが押し上げられたということで堅調ながらも上値の重い展開となった。最後は手仕舞い売りに押されたが、売り急ぐということでもなく、最後まで値持ちのいい展開だった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。相変わらず指数に影響の大きな銘柄の買い戻しだけで指数が押し上げられ、先物主導で押し上げるという状況でもなかった。
まだまだ買い戻しが続き踏み上げ相場となっている。買い材料が見当たらないことや買われすぎ感が強いので空売りが積み上がり、さらに買い戻しで指数が押し上げられるとインデックス買いでさらに買われるというような展開になっている。本日も一時下値を試す動きが見られたように、いったん下落が始まると大きく下押すことになるだろう。
テクニカル分析
日経平均
移動平均線や基準線からの乖離も大きいままで買われすぎ感が強まっている。いったん上値が重いとなると一気に25日移動平均線や基準線までの下落となるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!